平成29年12月21日、当高座神社に於きまして「神符守札奉製入魂祭」の神事を執り行いました。
この御守りは、当高座神社が鎮座する丹波地方の名産でもある「丹波布」をもとに製作して頂きました。
丹波布で作られている事から、似たような柄はあるものの、同じ種類の御守りは一つとしてありません。
また、この丹波布には「絹糸」が使用されています。当高座神社の境内社には「蚕の宮」が鎮座し、古来
この蚕の宮には絹糸がお供えされ、盛大にお祭りが執り行われていたことからも、高座神社と丹波布との
関係は深いものであることがうかがえます。。
併せて、この御守りには「鹿革」が使用されています。鹿は奈良県の「春日大社」の神獣として古来より
崇拝されており、当高座神社に於きましても、この春日大社の御祭神をお祀り申し上げています。
また、雄鹿の「角」は一年に一度生え変わるものであり、鹿の革を用いることで、一年に一度、
この鹿の角の様な「よみがえり」の御神威がこの御守りには込められています。
来年、平成30年1月1日より授与所にて授与させて頂きますので、是非、この新しき高座神社の御守りを
授かられて良き一年の始めを迎えて頂きたく存じ上げます。