・兼朝神社(かねともじんじゃ)
ご祭神は、仲哀天皇に仕えた経済・諸行繁栄の神「武内宿禰」と芦田金猶の弟と云われる「芦田金朝」で当芦田地方を治めていた元小室城主である。室町時代に落城し金猶・金朝の墓は瑞雲寺にある。
・馬鳴神社(めみょうじんじゃ)
ご祭神は「保食神」。太古、当地方は荒れ果てた土地で十分なる稲作が出来ない地であった。しかし村民の1人が神のお告げにて蚕を飼うことを勧められ、蚕の種を信州小室より持ち帰り、氷上郡青垣町佐治の地方に桑を植えて養蚕業を営んだ。この結果、当地方は養蚕の地として発展し、蚕の守護神を祀る社として崇められ、家内繁栄・縁結び・金運上昇の神として崇敬を集めた。
・金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)
ご祭神は「大物主神」と「猿田彦神」がそれぞれ祀られている。大物主神は大国主神の奇魂幸魂と云われ、主に「海上安全」の神として全国的に信仰されている。また猿田彦神は天孫降臨の際、道先案内をつとめた神であり、「方位除」「交通安全」などの御神徳を仰ぎ、全国の数多くの神社で祀られている。
・若宮神社(わかみやじんじゃ)
ご祭神は「応神天皇」。仲哀天皇の子で厄除け・開運の神として崇められている。
このお社は元来榎原野地区にご鎮座していたが、大正12年に当高座神社にご遷座された。
毎年2月の第一土曜日・日曜日に「厄除大祭」を執り行い、氏子崇敬者様の厄除祈願をご奉仕申し上げている。
・芳魂神社(ほうこんじんじゃ)
日清・日露・太平洋戦争で亡くなられた東芦田、西芦田、田井縄、口塩久、栗住野地区の英霊を祀る護国神社。
毎年10月5日にご遺族をお招きして例大祭を執り行っている。
・龍王水神社(りゅうおうすいじんしゃ)
蟻の導きによって水を得たとされる由縁となる神社。神社の前にある池の水を村へひいて旱魃を逃れたとされる。
現在に於いても水位は一定であり、増水する事も干上がることもなく、その姿を保っている。
毎年11月23日に祭礼を執り行っている。