私達の生活や仕事の中に於いて困窮した時に 「神も仏もあるものか」 という言葉を使用致しますが、皆様方はどのようにお感じになるでしょうか?
平常心の時には感じなくても苦しい時や悲しい時には、神や仏の加護を願わずにはおられないのが私達であります。だからこそ先人は長い長い生活の中で、神や仏の存在を認めて信仰してきました。神様・仏様の存在はまさに空気と同じであり私達の目には見えませんが、空気がなければ私達は5分とも生きていく事はできません。神様・仏様も同じご存在であり「目に見えぬ力がこの世に働き、その偉大な力を信ずる」これが信仰であると思われます。
神社で言いますと日本には約8万数千社の神社が各地域に鎮座し、氏子崇敬者様達から信仰されてきました。科学の未発達の古代より自然の驚異から自分自身を、家族を、地域を、ひいては国家の安全を願い神社に参拝し祈りを捧げて参りました。先人の想いを形に現したものが、古来より続いている伊勢神宮をはじめ全国の神社であり、21世紀の今日まで連綿と続いている宗教施設であり、神仏に祈ると言う伝統なのであります。古来より自然界の妙なる現象に神の存在を確認して、その恩恵に感謝し、生業をいとなみ、私達のご先祖様も神に帰ると信仰されてきた神社は、永遠に変わる事なく、日本人の心の中に生き続けるものであります。
蟻の宮と言われ1000年から続いてまいりました子授け神社の高座神社をご案内申し上げます。