明けましておめでとうございます。
旧年中は何かとお世話になり、厚く御礼申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
新しき年を御家族皆々様と共にお迎えのこと、心よりお祝いを申し上げます。
平素は高座神社護持運営に関し、ご協賛頂き、厚く御礼申し上げます。昨年は天皇陛下のご即位に伴い、新しき令和の御代を迎え、この日本の国にとっても大きな節目の年となりました。
本年は「庚子」の年です。庚子は十干の七番目にあたり、陰陽では「陽」、五行では「金」を表し、方位は「北」を示します。また庚子の年は原則として閏年となり、二月は二十九日までで、オリンピック・パラリンピックの開催年でもあります。また陰陽の組み合わせでは「庚子」の年は「陽陽」となり、種が芽生えようとして、今まさに新たなものとして、多くの実りの為に出でようとしている様を表しています。
「子」は動物では「鼠」を当てていますが、鼠は多産で子孫繁栄、五穀豊穣の福の神、神使として知られています。また、鼠は吉凶の前兆を知らせるものと考えられ、他にも天変地異の前には、大量の鼠が逃げ出すと言われるなど、鼠の不思議な行動は、我々人間の目に留まりやすい動物でもあります。
本年は『日本書紀』編纂千三百年という記念すべき年にあたり、また東京オリンピック・パラリンピックの開催年でもありますことから、まさに「庚子」の年に相応しい揚々とした、国安寧に稔り多い年となることを願っています。
貴家のご多幸を祈念し、年頭のご挨拶を申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
再拝
令和二年 元旦 丹波市青垣町東芦田二二八三
高座神社 宮司 梅只 敏幸